定期健診のススメ

コロナ渦で延期されていた園や学校での歯科検診が、先月から順次再開しています。

それに伴って、歯科受診を促す用紙を持参して来院するお子さんたちがチラホラ見られるようになりました。

コロナの影響で自粛生活をしていたせいもあってか、1年振り2年振り・・・中には7年振りの来院というお子さんもいます。 流石に数年経過していると、お口の中だけでなく見た目も大きく変わっていてびっくりすることもしばしばです。

数年たっていても何事もなければ良いのですが、虫歯や歯肉炎を患ってしまっている子は少なくありません。

久し振りの歯医者さんでいきなり治療からスタートとなると、子供たちの気持ちも落ち込みがちです。 また、治療完了までに通院しなければならないパターンがほとんどです。 虫歯の重症度によっては数か月かかることもあります。

共働き世帯の増加や子供の習い事・塾の都合で、日々忙しく生活されているご家庭が多いと思います。 私自身、子供を学童や保育園に預けて仕事をしているので、病院受診のために都合をつける難しさは痛感しています。

先述したように、虫歯は重症化すればするほど通院回数がかかってしまいます。 逆に軽度の虫歯であれば、当日中に治療完了してしまうことも可能です。 そういう事情も含めて今一度声を大にして言いたいのは・・・ 『定期健診をうけていただきたい!!』 ということです。

お子さんの場合は概ね【3か月毎の検診+フッ素】のサイクルが虫歯予防の基本です。 年間の回数でいうと、季節ごと約4回の受診です。 忙しくてなかなかお子さんを通院させることが難しい方にこそ、定期的な検診で虫歯の重症化を防いでほしいと思います。